今回は、日本の代表とも言える任天堂株式会社の代表取締役社長・古川 俊太郎氏について、任天堂の事業内容とともにご紹介します。
■任天堂株式会社とは?
任天堂株式会社は、まさに日本の代表と言っても過言ではない、ゲームや玩具の開発・販売を行っている会社です。ゲームなどの娯楽が身近でない方でも、誰もが一度は任天堂の作品を耳にしたり触れたことはあるのではないでしょうか。
1985年にファミリーコンピュータのゲームソフトとして発売した「スーパーマリオブラザーズ」が世界的にヒットしたことで、国内外問わず広く認知されることとなりました。
その後も、幅広い層に長支持されるコンテンツを数多く生み出しており、2010年からはキャラクターIPをゲーム外でも活用するなど、広い分野での事業展開に力を入れています。
■古川 俊太郎(代表取締役社長)のプロフィールや経歴について
現在、代表取締役社長を務める古川 俊太郎氏について、プロフィールや略歴をご紹介します。
<プロフィール:古川 俊太郎>
紫綬褒章を受章したイラストレーターの古川タク氏を父親にもち、「何か一つ秀でるものがあればよい」という教育方針の元で育てられました。
幼少期から様々なゲームをプレイし、現在でも休日にはゲームで遊ぶほどのゲーム好きだそうですが、任天堂のゲームはあまりプレイしてこなかったとのこと。そんな中、学生時代にサークルの先輩から勧められた「スーパーマリオカート」をプレイしたことで、任天堂に興味を持ち、新卒で経理として入社します。海外の子会社で製品のヒットに貢献し、経営体制の整備、第四代社長の秘書業務などを担当の後に代表取締役社長に就任しました。
非常に芯が強く語り口が淡々としている一方で、場を和ませるタイプだと評価されており、理路整然で自身の考えを自分の言葉で相手に伝える事ができる人物だと評されているようです。
<略歴>
1994年 任天堂株式会社に入社
2012年 株式会社ポケモン 社外取締役
岩田聡第4代社長の秘書業務を担当
2015年 経営企画室長
2016年 取締役、常務執行役員、経営統括本部管掌
2018年 代表取締役社長
■会社概要
<商号>
任天堂株式会社
(英語名 Nintendo Co., Ltd.)
<本社所在地>
〒601-8116
京都市南区上鳥羽鉾立町11-1
<事業内容>
家庭用レジャー機器等の製造・販売
・ゲームソフト事業
・QOL事業
・スマートデバイス事業
・玩具の製造・販売
<設立>
1947年(昭和22)年11月
<資本金>
10,065,400,000円
<社員数>
約7,700名
■任天堂株式会社の今後は?
娯楽企業としての任天堂の使命は、製品やサービスを通して世の中を笑顔にすることだとしています。
娯楽商品は、生活必需品とは違い、面白くなければユーザーに価値を感じてもらえません。どんなに独創的でおもしろい商品やコンテンツでも、いつかは必ず飽きられてしまう宿命にあるため、「従来とは違うこと、他とは違うことにこそ価値がある」という「独創の精神」を最も大切にしてきたと代表の古川氏は語っています。
しかし、あらゆることのスピードが上がり常に変化を続ける世の中では、新しくユニークなコンテンツを生み出すハードルは年々高くなっています。しかし、これからも試行錯誤を繰り返し、任天堂だからこそできる独創的で新しい提案を続けていくとしています。
それに加え、「任天堂 IPに触れる人口の拡大」という戦略の下で行っているテーマパークなどのプロジェクトを更に発展させ、 ゲーム専用機ビジネスに対して良い効果をもたらせるようにと考えています。